ひぐらし。(2000年1月後半)


1月31日(月)

JR西日本が2000年記念として,「1999.12.31.」「2000.1.1.」の日付の入った入場券の2枚セットを売っていました。2枚で240円もしくは280円でしたが,私は買いませんでした。

厚紙製の入場券(硬券といいます)にはその場でガッチャンと日付を入れるから味があるのであって,最初から日付まで印刷してあったら有り難みがぜんぜんないから,という理由だったりして。

で,どうして今日こんな話題を出したかというと,よっぽどたくさん刷ったのか,よっぽど売れなかったのか,天王寺駅にずっと「2000年記念入場券発売中」という張り紙が出ているのです。「2000.-1.31. までに1回限り有効」という文字もあるのですが……さて,明日以降どうなっていますやら。


今日は6078歩。やっとサーバになるべきコンピュータのハードウエア的な設定が終わった記念すべき日。あと30日ほどでソフトウエア的な設定をすべて終わらせなければいけない現実から目をそむけてはいけないよ>自分


1月30日(日)

神戸の大丸元町店で開かれている「安野光雅 ヨーロッパの街から村へ」と題した美術展に行ってまいりました。(2月1日まで)

安野光雅さんの肩書きは「画家,絵本作家,エッセイスト」なのだそうですが,私は昔からこの方の(お書きになる|お描きになる)作品にかなり影響を受けています。

絵本の名作だと思うのは「はじめてであう すうがくのえほん」というシリーズです。もちろん絵本ですから,大人が想像する「数学」とは違いますが,見事に数学の初歩の初歩(もちろん算数の初歩の初歩,といっても同じことです)を説き明かした絵本です。

私がハマッたエッセイは「算私語録」というもので,朝日文庫に入っています。その2,その3も出ていますが,非常に軽い気持ちで読めます。確か私は中学生のときに初めて読んだはず。その後何度も読み直していますが,読み直すたびに何か新しい発見がある本です。機会があったらぜひどうぞ。


ちなみに今日は 13868 歩でした。毎日1万歩というのはかなり大変なんじゃないか,と思い始めた今日このごろ。


1月29日(土)

天王寺駅の改札を出たらなにか騒がしい。あたりを見渡すと,某政党の一番偉い人が街頭演説をしていました。

太い,交通量の多い道に演説の車を停めておりました。ふだんから路肩に違法駐車は多い場所ではありますが。道路の両側の歩道は聴衆で埋め尽くされ,歩道橋の上で足を止める人もいて,ついでにパトカーがテロを警戒……というわけじゃないと思いますけど,パトカーもいました。

道の両側が盛り上がっているのに対して,弁士の目の前は興味を示さない車がビュンビュン行き交うという,妙なシチュエーションでございました。驚いたのは,一番偉い人が演説している横に

手話通訳をしている人がいた

のです。さて,道の向こうの人は手話通訳を見ることができるのでしょうか?

もちろん,こちら側の人は背中しか見えません。


今日はまっすぐ塾に行って,3時間授業をして帰ってきたら7091歩でした。万歩計というくらいですから5ケタを目指します。


1月28日(金)

道の真ん中に金将が落ちていました。

もちろん,将棋の駒です。

どのようにしてそこまでやってきたのか,そして命運を共に闘った王将たちが今どこにいるのか,謎は深まるばかりです。そして,この絶望的な運命をただ受け入れるしかない金将の心を思うと胸が傷みます。(ちょっと詩人モード)


今日は

14190歩

でした。どうやら,塾の先生は授業中絶え間なくウロウロ歩いている(少なくとも,板書したらそこからどかないと生徒は写せないわけで……)ぶん数字も増えるようです。「健康によい仕事」と言っていいのかどうかは知りませんが。


1月27日(木)

今日ニュースで

シンクロナイズド・ダイビング

という競技を見ました。水面上5メートルあたりの板から宙返りしながらプールに飛び込む高飛び込みという競技がありますが,あれを2人並んでするのです。

観客にインタビューすると「よくわかるからこっちの方が見ていて楽しい」と。確かにふつうの高飛び込みの競技を見ていても素人目には上手下手は判断しにくいですね。まあ水しぶきが派手に上がるかどうか程度はわかりますが。一方,シンクロナイズド・ダイビングの場合は2人の動作のずれが見ていて明らかなのです。優勝した,と紹介されていた中国のペアは,見ていてずれがまったくわからない演技でした。

けれど,揃っているかどうかだけではなく,個々人の技術も審査対象になっているはずなので,根本的な問題は解決していないような気が。


1月26日(水)

今日,ついに万歩計を買ってしまいました。昔から憧れていたといいますか,そのぉ。自分が一日に何歩歩いたか知りたいじゃないですか。

で,買ってから調子に乗ってうろうろ歩いて,現在私の万歩計は

20285

と表示しています。実は買ったときはすでに15000を……

ウソです。買ってから2万歩ほど歩きました。こんなに歩く日はかなり少ないはずですが……。


1月25日(火)

新聞記者の友人から電話がかかってきました。曰く,

今献血の記事を書いてるんやけど,cc って何の略?

私は即座に「知らん。そんなに気になるなら ml って書けばいい。ml ならミリリットルの略だ。」と答えたのですが,もともとそれくらいで納得する相手じゃないことはわかって言っているわけで,手元にあった英和辞典を引きました。cc と略す言葉はいろいろあるようですが,お望みのものも載っていました。

cc = cubic centimeter(s) 《立方センチメートル》

私,恥ずかしながら今日まで知りませんでした。


1月24日(月)

天王寺駅からバイト先へは谷町筋を北上するのですが,この道は四天王寺の参道でもあり,土休日や縁日には露店がたくさん出現します。

植木の苗を売っていたりするのは,まあいいでしょう。股引(ももひきを漢字で書くとこうなります。念のため)を売るのもいいでしょう。クコの実はじめ,健康によいとされている食べ物を売るのも。

老眼鏡を売る店もあります。「本当は眼科で処方箋を書いてもらって眼鏡店で調整してもらうものだ」と思いますけど,まあいいでしょう。でも,あれだけはやめてほしい,という店が一軒あるのです。

干物を売る露店のおじさん。お願いですから,七輪でするめを焼くのはやめてくださいな。


1月23日(日)

スルッとKANSAIといえば関西の私鉄20社局で共通して使えるプリペイドカードシステムで,非常に便利なのですが,ときどき哀しいことになります。

「20社局」を挙げておきましょう……順不同です。資料なしで全部書けるかな?!

この注釈は飛ばして続きを読む。

  1. 阪急電鉄
  2. 阪急バス
  3. 能勢電鉄
  4. 大阪空港交通(大阪空港〜川西能勢口間の路線バスのみ)
  5. 阪神電鉄
  6. 神戸高速鉄道
  7. 神戸電鉄
  8. 山陽電鉄
  9. 神戸市交通局(地下鉄・バス)
  10. 神戸新交通(ポートライナー)
  11. 北神急行
  12. 大阪市交通局(地下鉄・バス)
  13. 北大阪急行電鉄
  14. 大阪港トランスポートシステム(いわゆるOTS)
  15. 南海電鉄
  16. 大阪府都市開発(いわゆる泉北高速鉄道)
  17. 和歌山バス
  18. 和歌山バス那賀
  19. 京阪電鉄
  20. 京阪バス

これから参加する見込みの会社。

というわけで,現在では関西の公共交通機関はJR西日本と近鉄を除いてだいたい乗れる,という便利なシステムになっています。

さて,今日起こった哀しい事件のお話。先日能勢電鉄に乗った際にスルッとKANSAI対応のパストラルカードを買ったのですが,今日そのカードが磁気異常を起こして使えなくなってしまいました。

こういう場合は参加しているほかの会社でも裏面の残額の印字を見て再発行してくれるのですが,条件がついていて

元のカードは回収されてしまう

のだそうです。元のカードを手元に残す方法はないのか?と聞いたら,駅員曰く

京阪発行のカードだったら,この場で別のカードに残額を移した上で,磁気異常のカードを預かることができる。磁気異常のカードはいったん京阪の本社に送られて,完全に使えないよう処理された上で1週間ほどで戻ってくる。

とのこと。では,今回の場合はどうなるかといえば,

このカードを発行した能勢電鉄の窓口で申し出れば,やはり同じようにいったん能勢電鉄の本社に送って使えないよう処理してお返しすることができます。(が,発行元の能勢電鉄以外ではできません)


うちから一番近い能勢電鉄の駅は川西能勢口駅だと思いますが,往復の交通費は1000円を越えますし,下手をすると1週間後にまた川西能勢口まで取りに行くことになります。しかるに,

磁気異常のカードの残高は170円。

悔しいけれどこのカードをそのまま取っておく方がお得,という状態なのであります。阪急電鉄のラガールカードとかだったら梅田に出たついでに持っていく,ということも可能なのですがねぇ……


1月22日(土)

先週から相手をしている Fujitsu FM-Vですが,どーにもこーにも思った通りの動きをしてくれません。

安上がりにサーバを作るつもりなので Windows NT とかは使わず,Linux を入れようと思っているのですが,インストールの途中に止まってしまいます。見事なハングアップで,電源ボタンを押すしかない状態です。

少々古いパソコン特有の設定がよくわからないのが原因かと,いろいろと試行錯誤をしているのですが,解決しません。

分かる人向け:ISA のネットワークカードを2枚差しているので,うまく IRQ とかを設定しないと動かないのは当然として,Plug and Pray というだけあって手動で設定を変えることはできないのですね。

Plug and Play じゃないのかって……。まあ,そういう言い方もありますね(笑)。

かくなる上は,いったん Windows をインストールして,設定を調べてから Linux に入れ換えようかと。Window のインストールなんて久しくやったことはなかったのですが(10月に家族用に買ったパソコンは Windows がプリインストールされていたのでほとんど悩むことはなかったのですね)いきなり

所要時間:52分

と表示されたのでがっくり。なにしろその画面が表示されたのは授業が終わったあと,午後10時ごろだったので。

ま,キリがいいところまでやってしまおうと始めたのはよかったけれど,悔しいこといこの所要時間はかなりいい線をいっているようで,私が思っていたより時間がかかります。Windows くんは最初に表示した時間どおりに事を進めているわけだから文句を言うわけにもいかないのですが。

最近 Linux なんかをインストールするときは,悩まなければ20分〜30分くらいで済ませている私。

つつがなくインストールは進んだのですが,40分ほど過ぎたところで止まってしまいました。やっぱり電源ボタンを押すしかないハングアップの状態です。ここに来てやっと

実はハードウエアのどこかに問題があるのじゃないか

という結論に至りました。なにしろ古い部品の寄せ集めなので,疑いだしたらきりがない。正常動作(というか期待している動作)への道のりはまだまだ長そうです。期限は3月13日。あと50日しかないのか!!!


1月21日(金)

なんか妙な謳い文句。なんでしょう?


つくりやすくて!! よくあがる!!

ぐにゃぐにゃだこ

生活科・図画工作科

はい。小学生のランドセルからはみ出ていました。けれど,この凧を選んだのは先生なんだし,わざわざひらがなとカタカナで謳い文句を書くことにどれくらいの意味があるのでしょうか?


1月20日(木)

今日は冬の青春18きっぷの利用期間の最終日。あと1回分残っていたのを消費すべく出かけました。そういえば,友人がこういう状況を指して

不発弾処理

と言っておりました。なかなか的を射た表現だという気がします。


5時40分ごろに目を覚まし,10分ほどで身支度を整えて寝屋川市 6:02 発の準急に乗車。乗ってから何かイヤ〜な予感がしたのですが,京橋駅のホームに降り立ってその予感が的中したことを知りました。

カバンに青春18きっぷが入っていない

のでありました。家に電話したら確かに机の上に置いてあるとのこと。偶然,今日は父親が出張で,7時ごろには京橋駅を通るとのことなので,持ってきてもらうことにしました。取りに帰るよりはその方が早いわけで。

父の出張なんて2ヶ月に1度あればいい方ですから,偶然に感謝すべきでしょう。朝食をとっていなかったので,駅構内のチョコレートと炒り豆を売っているコンビニでパンを買ってホームでかじりました。ものすごく侘しいですが,肝心のきっぷを忘れてきた自分が哀しくて哀しくて。

え?予定はどうなったかって? 福知山線の電車が予定の1本後になり,福知山駅周辺探検ができなくなっただけですみました。最近旅に出ると失敗してばかりなのですが,

智頭急行初乗り(?)の旅しかり,橋を渡る旅しかり,放浪記 1999 師走 しかり……。あ,最後のは近日公開予定です。また忙しくなるのであんまり当てにしないでお待ちください。

なぜかいつも回復可能な範囲。そのうちなんかとんでもない失敗をしそうで怖いです。


1月19日(水)

きちんと包装したチョコレート。おそらく,これから1ヶ月くらいの間が年間で一番売り上げが多くなる食べ物。

炒り豆。鬼のお面なんかをおまけにつけて,おそらく,これから半月くらいの間が年間の売り上げのほとんどを占める食べ物。

ふーん,もう売っているんだ。と思いましたけど,何もわざわざ駅構内のコンビニで売らなくてもいいと思うのですが。「あーっ,買い忘れてた!」とか言いながら買っていく人は多いのでしょうか?!


1月18日(火)

趣味がら郵便局にはよくお世話になっている私ですが,大失敗をしたことに気付きました。

日々の運転資金が入っている貯金通帳をATM(現金自動預払機)に入れようとして,2ページ目が印字で一杯になっていることに気付き,ページをめくって入れたら……

4ページ目を開いて入れてしまった

ようです。ATMは文句を言わずに1行目に印字して通帳を吐き出したので,出てきた通帳を見たら3ページ目は真っ白のまま。仕方がないので貯金窓口に通帳を差し出して事情を話しました。

局員さんはしばらく考え込んで,奥の局長さんにお伺いを立てに行き,結局再発行することとなりました。まだ半分も使っていないのに……以後気をつけます。


1月17日(月)

1995年1月14日土曜日。今日は大学入試センター試験第1日。会場は某私立大学で建物はきれいだし冷暖房完備。うちの高校とは格段の差。まあ,授業料の差だと思うことにする。

1995年1月15日日曜日兼成人の日。今日は大学入試センター試験第2日。下見に行った某国立大学にもこんなきれいな建物はなかったような気がするが,授業料の差だと思うことにする。

1995年1月16日月曜日兼振替休日。新聞に載っているセンター試験の解答・配点を見て自己採点をする。予備校の模試では見たことのないようなよい点数をとったとかいう話があるとかないとか。

予備校が受験生の自己採点結果を集めて出願参考資料を作るのに当たり,例年は月曜日に集めるところ今年は月曜日が休みなので大変らしい。うちの高校でもいくつかの予備校がデータ回収に来るそうだが,「必ず火曜日の午前中に提出のこと」というお達しがあったらしい。

けれど,私はマイペース。予備校に個人情報をタダで渡す義理もないので自己採点は高校以外には提出しないことにする。

そして,1995年1月17日火曜日,午前5時47分。強い揺れを感じ,妹を除く3人が目を覚ます。我が家の被害は妹の本棚に飾ってあったネコの形の石鹸が床に落ちて割れたのと,金魚の水槽から水が少々こぼれた程度。朝食をとっていつものように自転車で高校に向かう。

高校に着いて,京阪電車は運行しているがJRが止まっていることを知る。ラジオを持ってきた友人の情報では,JRや阪急,阪神などが止まっているらしい。しかし,今日は自己採点を提出すべく続々と高3生が登校してくる。ふだんは電車だけど今日は自転車で来たとか,4駅分歩いてきたという強者も。

3時間目から授業が始まる。来ていない先生もいて,自習ばかりでかったるいから早退するという友人あり。

そして,家に帰ってテレビをつけると,テレビはこの世のものとは思えない映像を写し出していたのでした。


あの日から早5年。6432名の方々のご冥福を心からお祈りいたします。そして,少なくとも自分の中ではあの日を風化させぬよう,毎年センター試験のころに思い出すのです。


1月16日(日)

今日はバイト先の新年会があったので,17時前に家を出ました。

駅のホームに続く階段を登っていると(なにしろビルの4階に相当する高さなので。エスカレータもあるのですが……)電車が到着する音が聞こえます。乗ろうと思っていた電車は 17:13 で,その前の電車は 17:00。そして時計の針は 17:08 を指しています。

あ,そうか。今日は日曜日で,京都競馬場で競馬が開催されているのでした。到着したのは淀屋橋行き臨時急行。予定より少し早く目的地に着くことができました。

……とはいえ,17:50 に集合場所に着いたら一番乗り。集合時間は 18:00 で,18:02 までには全員揃う。そして集合場所の目の前にある予約しておいた店へ……

ご案内はご予約時間の10分前からとなっております。

幹事曰く「みんなが揃わないかと思って,予約は 18:15 からにしてあった」と。あと3分間店の前で待つことと相成りました。


minarai@nnn.ac