まっくいん&みならいの「みちのくふたりたび」
5日目 〜ウニイクラ イカソーメンも おいしいな〜

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6:00ごろ起床。「今日は函館朝市でうまい海産物を食べるぞぉ!」と気合も乗って絶好調(謎)。身支度を整えチェックアウト。大きな荷物だけフロントに預けて、いざ函館朝市へ。

で、JR函館駅のちょっと南側にある函館朝市だが、7:00前だというのにたくさんの観光客。ちなみに本日の目標は、

  1. 新鮮な海産物(特にみならいはイカソーメン)を朝ご飯で食べること。
  2. まっくいんは父に毛ガニを送ること。

である。お店と一定の距離を保ちながら場内を歩いてると、あちこちから「買ってってやぁ」とはげしく勧誘されるのだがとりあえず無視(ぉぃ)。ふとみならいが「とうきび(とうもろこし)80円」のところで立ち止まり、「ゆがいたやつはないの?」と店の人にきいてたけど残念ながらなし。もし売ってたら食べるつもりやったらしい。

場内を一周した結果、まず食事を「天狗食堂」さんですませることにする。ぱっと見で一番イカソーメンが安かったからである。みならいは希望通りイカソーメン定食、私はウニ・イクラ・鮭の三色丼を注文。出てきたイカはものすごく透き通っており大変おいしかった。またウニはとても甘みがあった。大満足である。次に毛ガニを「三矢水産」さんで購入する。この店にした理由は単にフィーリング(ぉぃ)。700グラムの毛ガニを通常7,000円のところ 5,000円で購入し、活きたまま父に送った。

ホテルに荷物を取りに戻り、改めてJR函館駅へ。8:02の快速海峡2号に乗るべくホームへ向かうとドラえもんの着ぐるみがいた。この海峡号、期間限定で「ドラえもん海底列車」となっており、機関車や客車にドラえもんやのび太が描かれてたりするのである。で、ドラえもんの着ぐるみ見て泣いていたお子さんが傍らにいたのは秘密である…。

8:02海峡2号出発。この列車の指定券は「ゾーン539カード:竜飛海底駅・青函トンネル記念館見学コース」で取っており、その名の通り竜飛海底駅で下車して、青函トンネルと青函トンネル記念館を見学し、次の海峡4号で青森へ向かうのである(詳細はJR北海道函館支社HP参照)。出発直後、ドラえもんとのび太の声で説明の放送がかかってたのだが…ちょっとテープ擦り減ってるぞ(苦笑)。吉岡海底駅を出たころに、本日案内をしてくれはる警備員のおじさんからいろいろ注意事項の説明があり、9:42竜飛海底駅で下車。ホーム近くの荷物置場に大きな荷物だけ置いて出発。

ケーブルカーに乗って地下140mから一気に地上の青函トンネル記念館まで登ったところで約2時間ほど自由時間になったので、まずは記念館を見学することに。そこで、「青函トンネル自体は戦前から計画があり、完成するまでには50年もかかっている」ということを知る。その説明読むまでは「ある日、ニュースで開通したってやってた」という程度の印象しか持ってなかったので、そんなに多くの年月と人力がかかってたんやなぁと思ったら何か感動してしまった。

ほぼ全体を見学したところで竜飛岬の展望台へ。北海道、津軽半島、下北半島と全部見渡せる。とってもいい景色。展望台の周りにはたくさん紫陽花が植えられていて、青森だと8月がちょうどシーズンらしくとてもきれいに咲いている。近くに青函トンネル工事で殉職された方々の慰霊碑があったので手を合わせた後、国道339号線を見学。しばらく降りていってたんやけど、集合時間に間に合わなくなりそうだったので途中で戻ってきた。機会があったらちゃんと全区間歩いてみたいな。

あのぉ, 国道339号線って階段部分だけじゃないんですが…… (by みならい)

集合時間になり、ケーブルカーで竜飛海底駅へ。ホームへ続く通路を歩いていると、前からおじさんが自転車でやってきて、

「たった今蟹田〜瀬辺地間で土砂崩れが起きて列車の運転を見合わせてます」

まさか竜飛海底駅で足止めを食らうとは(苦笑)。とにかく「現状ではいつ列車が来るかわからない」ということになり、普段の見学コースでは時間の余裕がないと思うのだが、ガイドさんの通路のパネルや排水管などの説明をききながら次の連絡を待つ。しばらくして再度自転車がやってきて、「40分遅れで快速が来ます」とのこと。とりあえず地上に出られるらしい、よかったよかった。竜飛海底駅はもともと万が一の際の避難場所として作られたので、非常に広くて自転車は必須なんだそうだ。
※トンネル内部の解説は「ゾーン539」というページが詳しいです。

ガイドさんが最後に「いやぁ、ずっと案内の仕事してますけど、こんなことは初めてです。とにかく皆さんが無事に帰れることになってよかった」とおっしゃってたのが印象に残った。ガイドさんに見送られて40分遅れで海峡4号は竜飛海底駅を出発。途中、蟹田〜瀬辺地間の土砂崩れを横目に見たりしつつ14:10ごろ青森到着。

ちなみに、ガイドさんは本来なら海峡4号とほぼ同じ時間に青森からやってくるお客さんを案内して、その人たちと一緒に函館まで帰るらしい。でも、青森から来る列車も遅れていて、そちらの見学コースは中止らしい。やっぱり悪運は強いようだ。

みならいが旅行貯金をした後、本日の昼御飯をコンビニで調達。といっても、晩御飯の量がかなり多いことと現在の時間を考慮して鮭とツナのおにぎりをひとつずつ。このおにぎりはコンビニで見たときに「添加物がひとつも入ってない」ということで買ってみたんだけど、「津軽ロマン」というお米が使われていて、機械ではなく手で握ってあって、塩加減もちょうどよくて、普段コンビニで買うおにぎりより格段においしかった。ちょっと得した気分。

15:19発の碇ケ関行きに乗り、途中川部で下車。川部 16:20 発の快速「リゾートしらかみ」に乗り換え五能線を行く。とりあえず思ってたよりかなり豪華な内装。窓もとても大きくて日本海がとてもきれいに見えるんだろうな…今日の宿泊地は日本海が見えるちょっと手前(苦笑)。

そして、本日の宿泊地鯵ヶ沢に 17:07 到着。宿泊先である「水軍の宿」は駅から徒歩5分なのだが道がわからなかったため、ちょうど駅前に停まっていた「グランメール山海荘」(「水軍の宿」の姉妹館)の送迎バスの運転手さんに道を尋ねたところ、

「みならい(仮名)さまですね。宿までご案内いたします」

ということで送迎される(爆)。目的のホテルは駅の出口(ひとつしかない)のレールを挟んでちょうど反対側にあった。晩御飯まで時間があったので、部屋に置いてあった鯵ヶ沢町の観光ガイドを読んだり、「Tパズル」を解いたりして過ごす。…いや、なぜか木製のTパズルが置いてあったのよね。まっくいんもみならいもハマる(爆)。そうそう、鯵ヶ沢って言うぐらいだからアジも特産品なのかな、って思っててんけど、ガイドブックの中に「アジ」という単語はなし。

18:00になったところで晩御飯を食べに食堂へ行く。サザエ、ウニ、ホヤなど海産物が主体の献立。また、イトウの刺身は今後しばらく食べる機会はなさそう。めちゃくちゃボリュームがあったので、かなりお腹いっぱいになってしまった。

お腹がこなれたところで温泉へ。かなり混雑していてあんまり落ち着いて入れなかったのだが、22時を過ぎて温泉に行ったみならい曰く、ほぼ貸切に近い状態。地元の人が気軽に利用しているみたいだ。風呂あがりにポカリスエットを飲み就寝。

本日の列車移動距離…函館〜青森〜川部〜鯵ヶ沢:234.9km


本日の写真は〜写真館〜(8/14)へどうぞ。


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