本日の目的地は大湊。私の頭の中で「風雪ながれ旅」がエンドレスである。
前日にダイエーで買っておいた朝食を食べ、ホテルをチェックアウトして仙台駅へ向かう。みならい的にはあおば通駅から乗車したかったのだが時間に余裕がなく結局仙台駅から乗車となる。8:03発の一ノ関行きに乗車。ちょうど向かいに寝台特急のエルムが到着したので、みならいが喜んでた。この列車は結構混んでいて、最初はずっと立っていたのだが、確か小牛田(「こごた」って普通読めないよな)でそこそこ人が降りたため、そこから座って一ノ関まで熟睡。
一ノ関で降りるとすでに雨がぱらついていた。ホームから盛岡方面を眺めると空がかなり濃い灰色で、これから北に向かうと雨に見舞われることは確定である。一ノ関10:00発の盛岡行きに乗り込み、また熟睡モード突入。
盛岡 11:32 到着。どしゃ降り(泣)。おまけに寒い(号泣)。「昼ご飯は駅周辺で盛岡冷麺を食べよう」と考えていたのだがこの時点で私は温かいものが食べたくなった(ぉぃ)。駅周辺を歩き回るのはこの天候では無謀なため、駅ビル(フェザン)内の明明屋というお店で、みならいは(盛岡)冷麺セット、私はキムチ温麺を食べる。温かい麺+キムチの辛さでかなり体が温まった。冷麺は一口だけもらったのだが、かなり麺にコシがあった。で、辛めのつゆにトッピングのスイカが漬かっていたのだが、みならい曰く「微妙な味…」。
再度、盛岡駅改札を通ろうとしたところで「小湊〜東青森間大雨のため不通」の貼り紙。この区間は本日の最終乗換駅野辺地より先ではあるのだが、「前が不通なら後続の列車にも影響あるなぁ…」ってことでかなり先行きが不安になる。ホームに辿りつくと、「現在青森方面の特急はつかりは運転を見合わせております。青森方面に向かわれるお客様はひとまずこの普通八戸行きにご乗車下さい」のアナウンス。ちょっと混んでいる状態で13:15ごろ八戸行き発車。
例によって熟睡モードに突入し、気がつくと小鳥谷(こずや)駅に停車している。そして、車掌さんが「八戸から先の運転は再開しておりますが、次の一戸から八戸までの各駅に列車が停まっております。先行列車が一戸(次の駅)を発車次第、この列車も発車いたします」とアナウンスしている。どーやら足止めモード。周りの乗客はホームに降りたりなどしており、私もちょっとだけ降りて伸びをしたりしていた。かなりの時間が経過した後、車掌さんから「先行列車が発車しましたので、ひとまず一戸まで運転いたします」と案内があり、列車は発車したのであった。結果的に1時間半ぐらい小鳥谷駅に停車していたようだ。
その後、一戸で10分ぐらい停車した後は列車は快調に進む。八戸の手前で車掌さんから「この八戸行きは4両編成ですが、後ろ2両はそのまま青森行きとなります。青森方面へお越しのお客様は後ろの車両をご利用下さい。ただし、移動は八戸駅に到着後で結構です」とのアナウンス。…ってそんなアナウンスしたらみんな移動するがな。我々は前から2両目に座っていたが、このまま座っていたかったので(爆)、八戸に着いてから移動することに決めた。
ところが八戸に着いたら、みならいが「切り放し作業の準備をする駅員がいなかった」。どんなところに目をつけていることやら。案の定「この列車は4両とも青森行きとなります」のアナウンス(ぉぃ)。
我々はすぐに車両に戻ったため着席できたのだが、一度後ろ2両に移動してから戻ってきたグループが「騙されたぁ」とぶつぶつ言うてた。もともとの予定では15:38発の青森行き乗車だったのだが、この遅延で16:38の青森行き乗車となる。
今乗ってきた盛岡〜八戸間の東北本線は、12月に八戸まで東北新幹線が開業すると同時に第三セクターに移管されちゃうそうで、18きっぷで乗られるのもこの夏が最後となるらしい。別にそのままJRとして営業しちゃえばいいやんと私は思うのだが、いろいろあるんだろうなぁ…。
乗った青森行きは快調に飛ばしていたのだが、我々の乗換駅野辺地の手前で突然停車。数分後に野辺地に到着。現在 17:50。当初の予定では本日の宿には 18:00 チェックイン予定だったのだが…
大湊線のホームに行ってみると 19:44 まで列車がないとのこと。目の前にディーゼルカーが停まっているので納得がいかないが、とりあえず本日の宿泊先「フォルクローロ大湊」に電話する。「いつ来てもらってもいいですよ、いつでもお待ちしておりますので」と言われひとまずホッ。
ニュースで見て心配していたら悪いな、と思って実家にも電話したのだが、電話に出た父は青森で大雨なのを知らなかったらしく「今日は 10,000円(馬券)買って、10,000円ぐらい当たったよ!」と嬉しそうに語られる。…全然かまわないがそれってトントンじゃないのか?
みならいからは「時間あるし近所の食堂で晩御飯食べとく?」との提案もあったが、「路線バスがいきなりやって来るかもしれない」というのと、「列車が来たら落ちついて車内でご飯が食べれるやん」ってことで私は駅弁購入を提案し、とりめし(700円)を2つ買う。ただ、お腹はすいていたのでおやつとして kiosk でクリームメロンパン(ブルボンのチョコあーんぱんの系統ね)を別途購入して速攻食べる。
「もうちょっとで列車が来るかも」という19:30ごろ、「19:44の大湊行きは運休し、代行バスによる振替輸送を行います」とのアナウンス。しつこいようだが、ホームに車両は停まっているので納得がいかない。ともかく、列車でゆっくり晩御飯が立ち消える(泣)。約40分後、ハイデッカーな代替バス到着。1時間半かかって、22:00 前にようやく大湊に到着したのでした(歓喜)。
で、ホテルのお部屋で 22:00 回ってから寂しくとりめしを食べるまっくいんとみならい(苦笑)。お腹がかなり空いてたというのもあったかもしれんが結構おいしかった。というか、駅弁を確保しておいてよかった。テレビの天気予報を見ると、明日も青森県は雨とのこと。ただでさえ疲れたのにさらに追いうちをかけられとっとと床に就くのであった。
本日の列車移動距離…仙台〜大湊間:391.2km(但し、野辺地〜大湊間は代行バス)