ひぐらし。(1999年8月前半)


8月15日(日)

お土産話第5弾兼最終回。

順調に乗り換えを重ねて京阪枚方市駅に22時ごろ着。ここから夜行バスに乗って新宿に帰る同行者を見送る。

枚方市駅コンコースにはよくミスタードーナツ(まっくいんの元アルバイト先ともいう)がワゴンを出していて,「お勧めドーナツ5個セット税込み500円」などと売っているのだが,今日はひと味違った。

「ミスタードーナツのお勧めセットいかがですかぁ!」
「お勧めのドーナツ5個セットで税込み500円と,非常にお買得になっております!」
「お土産にぜひ一箱いかがですかぁ!」
「なお,本日はキャンペーン最終日につき一箱にもれなく一つ,保冷バッグをお付けしております!」

本部にバレたら叱られるんじゃないかなぁ……,と思いながらネタにするみならいであった。蛇足ながら,キャンペーンの景品が付いているからといってとぶように売れているというわけでは決してなかった。


8月14日(土)

日記というより日刊エッセーとなりつつあるこのページ。以降「日刊エッセー」と名乗ることにします。

お土産話第4弾。

翌8日は平和公園などを見て回り,青春18きっぷを使って在来線で大阪に帰る行程。呉線を回って帰ろう,と時刻表を繰ると,広島13:30発の呉線広行快速に乗ると非常に接続がよい。広島駅に戻ってきたのは12:50ごろで,昼食は弁当屋で調達して車内で食べることにした。私の選んだのは日替わり弁当530円。おかずだけ入った入れ物が並べられていて,注文してから熱々のごはんを詰めてくれた。

ホームに降りて,絶句。そこにいたのは

全車ロングシート

だったのだ。とはいえ空腹だし,発車する前から堂々と弁当を広げることにした。ふだんはこんなことやらないんだけど…… 同行者の選んだのはおにぎり2つ。買ったときは「そんなのでいいの?」と言っていたのだけれど,一瞬にして形勢逆転(笑)

さいわい列車は座席がさらっと埋まる程度で発車した。いくらなんでも立ち客がいるロングシートでは弁当は食べられない。何とか食べ終わり,車両の妻面のブラインドが下がっていることに気付いて上げてみると,

となりの車両にも気まずそうに弁当を食べている2人組が……

うち1人はお持ち帰り用広島焼を食べていた。あそこまで食べにくいものもなかろう。

広,三原,福山と接続はよく,しかもここからは臨時快速で姫路まで直通。存分に寝不足を解消した。目が覚めると,前の座席で中国人らしき人たちがしゃべっている。ところが,横で寝ている同行者も

中国語で寝言を……。

もともと中国語ペラペラの人で,どうやら中国語が聞こえてきたので中国の夢を見ていたらしい。しかも,怖い怖い訛りのおかげで悪夢だったそうな。

もすこしつづく。


8月13日(金)

お土産話第3弾。

8月7日,14:10に長崎駅を出発し,特急「シーボルト」「ハウステンボス」(これらは興味本位で乗ったというのが正しい)から300キロ新幹線「500系のぞみ」に乗り継いで8月7日19:36に広島駅に到着しました。

もともと本隊は5日夕方長崎集合で,長崎を楽しんで7日昼解散。その後有志が広島オプションツアーという状態で,私が無理やり途中合流したからこんな強行軍なわけです。

「夕食は広島焼きだぁ!」ということで,駅ビルの中にあるお店に行きまして,おばさんの鮮やかな手さばきを見ていたら,店内のテレビで野球中継をやっておりました。広島‐巨人戦で,ちょうど広島が打って7‐2とリードしたところ。同行者と手を叩いていると,店のおばさんが話しかけてきました。

おばさん「どこ応援してるの? 巨人応援してるんやったら,帰ってもらおか(笑)」
みならい「ぼくはアンチ巨人だから」
おばさん「そりゃダメだな」
みならい「え?今日は広島応援してるんやで」
おばさん「今日は,じゃあかん。毎日応援せな」
みならい「そっか……」

もちろん,無事に注文したものは焼き上がり,おいしく頂きました。それはよかったのですが……

広島が追い付かれた上,サヨナラ負けしているのはなぜだぁ!

まだつづく……かな?


8月12日(木)

「今日のキャッチフレーズ」がおもしろい,というのはかなり前にまっくいんに聞いて知っていたけれど,「伝説 --生涯の伝説の全部(の一部(^^;)--」もかなり笑える。ただし,23時〜2時ごろはめったにつながらないのが玉に疵。できればこの時間帯を避けてお試し下さいませ。


8月11日(水)

久しぶりに会った高校時代の友人と映画を見る。彼女の希望は「スターウォーズかとなりの山田くん」とのことで,私はあいにく昔のスターウォーズを見たことがないので「となりの山田くん」を見ることで一致した。一番驚いたのは

客層が非常に広いこと。

子供連れからお年寄りのカップルまで見にくる映画はなかなかないだろう。なかなかおもしろかったし,ものすごい手間がかかっていることが実感できる作品だった。

旭屋書店のコミックコーナーを彼女の解説つきで一巡りしたら,ちょうど彼女の家のすぐ近くまで行くバスが来たのでそれに乗る。近鉄バス15系統,梅田発産業大学前行き。道路が渋滞していて予想よりかなり時間がかかった。阪奈道路の入り口で降りてどうやって帰ろうかと思案した挙げ句に,瓢箪山駅から四条畷駅に向かう近鉄バス40系統に乗って四条畷駅へ。

京阪バスで寝屋川市駅に向かおうと思ったが3分前に出ていったところで次は40分ほど待たねばならなかった。それでも遠回りするよりはましだと思ったので雑誌を読みながらバスを待ち,帰宅。

梅田から寝屋川市駅まで普段なら電車2本で約30分,420円のところをバス3本で待ち時間を含めて約3時間,800円かけて帰ってきたのは自分でも物好きだと思う。


8月10日(火)

お土産話第2弾。

8月7日の朝8時半に長崎に到着。2年ぶりに帰ってきたという実感がわく。昨年は来れなかったが,その前3年連続で長崎を訪れているのだ。やっぱり長崎に来たからには好物の皿うどんでも,と思うが,さすがにこんな朝早くからやっている店は見つからない。喫茶店でモーニング,というのは好まない上に,天候が思わしくないので実質的な選択肢は2つ。駅の立ち食いそばか,吉野屋の牛丼。後者を選ぶ。

《注》天気がよければ,パン屋かコンビニかほか弁で食料を調達して,公園に座り込んで食べるという選択肢もあるのだが……

駅近くの和菓子屋で,お土産のカステラを買う。何となく,土産物屋や駅の売店で買うよりは「奥で焼いています」という感じの製造直売の店で買う方が好きだ。10時に長崎駅前の歩道橋の上で友人たちと合流。2時間ほど有意義な時間を過ごす。このためにわざわざ来たといっても過言ではないのだ。

その後,何人かと昼食。「もう中華料理は飽きたので和食」派と「やっぱり中華料理」派に分かれて店に入る。私は「皿うどん+シュウマイ2個」の定食を頼んだ。各自思い思いのものを注文したが,一番最初に運ばれてきたのは

杏仁豆腐

で,その次が

青島ビール

だった。それから春巻,シュウマイ,ギョウザ,チャンポン,皿うどんの順。もちろん,杏仁豆腐を注文した2人はデザートとしてそれを食べた。

フツー最後に運んでくるんじゃないの?>店員

まだつづく。


8月9日(月)

今日は一日中寝ていました。というわけで,お土産話第一弾。

バイトの時間の関係で,京都発長崎行き寝台特急「あかつき号」に大阪から乗り込むことはあきらめて「のぞみ29号」で岡山まで追い掛けました。岡山駅7番線に定刻に滑り込んできた「あかつき号」の1号車,レガートシート(高速バスのような,ほぼ横にまで倒れる座席車両だと思ってください)はもう消灯されていた。

窓から差し込むホームの蛍光灯を頼りに指定された座席に座ったが,ほどなく列車は動きだし,蛍光灯の明かりもなくなって真っ暗になってしまった。時折踏み切りの警報器の音とともに赤い光が差し込んでくるが,それは照明とはいえない。

ふつう,高速バスなんかでも手元を照らす読書灯がついているものだ。この車両にはないんだろうか……と探していると,左のひじ掛けからホースのようなものが出ているのに気付いた。間違いない。先っぽに豆電球が付いている。でも……

つけ方がわからない。

先っぽか根本にスイッチが付いていると思ったのだけれど,先っぽを回してみても空回りするだけ。根本にはスイッチらしいものがないうえに,カパカパ外れているような気配。壊れているのか? それでもしばらく探すと,ひじ掛けの少し下,座席にスイッチが付いていた。それを押してみると,

背もたれがウイーンと音を立てて倒れはじめた。

しつこく探していると,やっと見つかった。先っぽから3センチほどのところをひねると,カチッと手ごたえがあった。でも電球はつかない。

カパカパの根本が接触不良で,ごちょごちょいじると点滅するのであった。

接触不良の電球をなだめながら身支度を整えて,うとうとしていると人の気配。真っ暗な中を車掌が何度目かの車内改札に来たらしい。けれど真っ暗だから,

空いている座席の読書灯をつけて,車内改札の記録表を照らしていた。

その記録表と寝ている人たちを比べて,あとで乗ってきた人を探している。私は自分から乗車券と特急券を差し出したところまでは覚えているが,そこから先の記憶はない。熟睡していたのだろう。

車掌さん,懐中電灯を持ってきてはいかがですか?

つづく。


8月8日(日)

せわしない旅行から帰ってきました。紀行文にまとめるのはやめて,このページでお土産話をちょこちょこ書いていこうかと思います。

でも,今日は疲れたので明日からにさせてください。


8月7日(土)

8月6日(金)

旅行のためお休み。


8月5日(木)

この夏の勤労学生第3弾も,明日でおしまいです。今回は1日名目6時間労働(授業を6時間;前後の事務とか準備とかを含めると10時間を越えるかも)なので体力の限界が近づいております。

ヒットポイントが0になったらゲームオーバー

ではなくって,体力が尽きたら あとは精神力だけ でなんとか最後まで乗りきるのであります。んでもって,明日21時に授業を終えたあと,その足で長崎に向かいます。詳細は7月6日の「ひぐらし。」を参照してください。

というわけで,留守中はまたまっくいん嬢(←本当なのか?)にがんばってもらいましょう。


8月4日(水)

お土産話第3弾(ちょっと鉄系;詳しくなくても充分お読み頂けます)

友人はトレイン・シミュレータに凝っていて,この日も買ったばかりの阪急京都線のシミュレータをやってました。最近はトレイン・シミュレータもいろいろな会社が出しており,会社によって力の入れ具合が全然違います。阪急のウリは「車掌気分を味わえる」ということで,駅に着いたらドアを開け,ドアを閉めて,運転士への発車合図としてベルを鳴らしてから自分で加速をし,さらにはマイクのボタンを押して車内放送をする,という状況でした。

ワンマン列車か,これ。

さすが慣れているだけあって運転は上手で,ピタッと駅に停車するので Level 1 の普通はかかってきた電話に応答しながら難なくクリアしました。そこで Level 2 の急行に挑戦。

高槻市を発車した列車は8分ほど最高時速110キロをキープしながら走ります。速度制限なんて面倒なものは出てこないし(カーブの速度制限を守りながら走るのもおもしろいものですし,実際その辺に凝ったシミュレータも多いのですが……)第一100キロを割ったら定刻で走れないのです。

目一杯高速走行をしているうち,長岡天神駅が近づいてまいりました。ブレーキをかけながら,おっといけない,マイクボタン。きちんとブレーキをかけて止まりました。うんうん。私ならこんなピッタリは止められないなぁ。

ところが,ドアを閉めようとしたその瞬間に駆け込んできた乗客がいて,ドアに挟んでしまった。とたんに

ゲームオーバー

になってしまったのです。3度ほどやったけれど,長岡天神かその次の桂でどうしても発車時刻でドアを閉めたくなるタイミングを狙ってお客が飛び込んできて,

ゲームオーバー。

いまだクリアしたという話は聞いていません。おそるべし,阪急京都線。


8月3日(火)

今日まっくいんがボソッと言うことには,全国のマクドナルドでは

テリヤキハ゛ーカ

も売っているのではないか,と。どなたかマクドナルドへ行ったついでにでも確認していただけませんか?(笑)

閑話休題。京橋のダイエーで売っていたもの。

ゴジラのたまご(3980円)

近づいてよーく見たら,ラグビーボールの形のスイカだった。その横には

ダイナマイトスイカ(2980円)

近づいてよーく見たら,ツルが5センチくらいついていて,そこに火花の絵のシールがペタッと。寒い!寒すぎる!


8月2日(月)

お土産話第2弾。東京都昭島市のマクドナルドで(どこのマクドナルドでも一緒のような気がするが)友人たちと夕食をとったところ,珍しく頼みもしないのにレシートをくれた。
ま,私は自発的にマクドナルドへ行くことは決してないから経験はさして多くないが,あんまりもらった記憶はない。ところが,この日はそのレシートを見て爆笑した。私が注文したものは

チース゛ハ゛ーカ

だったのであります。


8月1日(日)

無事東京から帰ってまいりました。今日から何回かにわたってお土産話を書いていこうかと思います。ただし,その日もっと書きたいネタがあった日はそっちを書きます。

ジュースのはなし。

昨日,私を含めて4人で東京駅へ行きまして(何しに行ったかは鉄道系ネタなのですが,とりあえず今日はそれは主眼じゃないので省略;そのうち書くかもしれません)八重洲地下街の喫茶店に入りました。

その喫茶店はフレッシュジュースが売り,ということだったので各自注文。一人目は

グレープフルーツジュース

あら,フォントを大きくしてセンタリングまでする必要はないですね。出てきたのはいわゆる「ルビーグレープフルーツ」そのままの色をしたジュースでした。頼んだ本人曰く「そのまんまルビーグレープフルーツの味」。さ,二人目行ってみよう。

ミックスジュースNo3(オレンジ+パイン)

出てきたのはパイナップルの食感のあるオレンジジュース。たぶんパイナップルをミキサーで砕いたものが入っているのでしょう。一口飲ませてもらいましたが,ストローにつまりました。ちょっと甘ったるいのが玉に疵。さあ,三人目。

スイカジュース

うす赤色をしていました。本人曰く「みんなに飲んでもらうまでもないです。はい。スイカそのまんまの味です。」

さて,あと1人。今までは三人称で感想が書いてあったから残るはみならいの注文です。

レモンジュース(レモン4個分のビタミンCに挑戦)

これが凄かった。みんなに一口ずつすすめて回ったけれど,みんな一口飲んで嫌そうな顔をした。

なにしろ,甘みが一切ない。レモンの強烈な酸味が口一杯に広がる。一口飲んで,強烈な酸味が脳天を刺激するのを楽しむしかない。
あ,お断りしておきますが,私は酸っぱいものが大好きなのです。だからこそ,「脳天を刺激するのを楽しむ」わけで,他の3人は一口飲んで顔をしかめ,慌てて自分のジュースに口をつけておりました。なにしろ「グレープフルーツジュースが非常に甘く感じた」という証言もございます。

で,3人が「すっぱー!やめろー!」と言い,1人が「くーっ!効くねぇ!」と言っているときに店員がやってきて,

ガムシロップを2パック置いていった

とさ。それなのに,そのあともガムシロップには手をつけずに「くーっ!効くぅ!!」をやっていた奴約1名。さすがに半分くらい飲んだところで挫折して,ガムシロップを半パック入れたら,飲みやすいのなんのって。やっとゴクゴク2口連続で飲めた(笑)


minarai@nnn.ac