いつまでも おわらない あくむ

ここでいう「悪夢」は単なる「内容が悪い夢」に限りません。目覚めた後で鮮明に思い出せる夢で,目覚めたときの印象がものすごく悪い夢と悪夢と呼ぶことにしましょう。

悪夢から目覚めたときの気分の悪さ。過去人類は長年に渡って独りで耐えてきたわけです。この不幸を他人と共有することで少しでもあなたの気が晴れたら,という安易な発想からこのコーナーはスタートしました。

開設から半年を過ぎ,案外「他人が見たら笑える夢」が多いということがわかってきました(まあ,サンプルは10個程ですが……)。そんな夢の話を集めてみようというコーナーです。

夢というのは現実と虚構が絶妙のブレンドで攻めてくるものですから(いや,少なくとも私の場合はそうなんです)以下の記事の中にも現実と虚構がブレンドされています。どこまでが現実で,どこからが虚構なのかは読んだあなたがお考えください。

なお,こんなコーナーなので,更新はまったくもって不定期になると思われます。トップページの「What's New?」を参考に,お越しください。このコーナーを作ったころはよい夢・悪い夢にかかわらず,ほぼ毎夜夢をみていたものですが,最近あまり夢を見なくなったので,このコーナーも存続の危機という噂あり。

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ぽるてんさんの悪夢・2000年6月17日掲載

ぽるてんさんからご投稿いただきました. ご本人は「悪夢とはいえないと思いますが」とおっしゃっておりますが, なかなかどうして.

私に生き別れになった弟がいる!
そう話を聞かされた私は、あらゆる手段を使い弟を捜した。
そして、苦難の末に弟は見つかった。
20年来生き別れになっていた弟と感動の再会をした。
「弟よ!」「兄ちゃーん!」
両者抱き合い、感動のあまり泣きじゃくる。

本日は予定を変更して愛のスペクタクル巨編, 弟探して三千里をお送りしました.


ありゃ. メールはまだ続いておりました. 失礼致しました. つづきをどうぞ.

って、私ちゃんと 弟、いるんですけど。
今は同居してないけど年に数回は会うし。

これはぽるてんさんの弟さんにとっては悪夢以外の何物でもないですね. はい.


みならいの悪夢・2000年10月27日

大きなベッドに一人で寝ていた.

いや, 確かにベッドには一人で寝ていたんだが, 枕元に人が立っている.

という様子を, テレビの画面を通じて見ているような状態.


枕元に立っているおねえさんは, 長さ2メートルほどのハリセンを持っていて, ぶんぶん振り回している.

非常に怖くて, おちおち寝てられないじゃないか. ハリセンが壁にぶつかったり, ベッドにぶつかったりしてパーン, パーンと音がしてるし.

テレビのリポーターがマイクを持って, カメラに向かってしゃべる.

枕元でハリセンを振り回すと, 寝室を飛んでいる虫たちが面白いように寄ってきて, ハリセンにぶつかって死んでいくのです. スタジオの○○さん, その様子がごらんになれますか?


ふと気が付くと, おねえさんが持っているものが長さ2メートルほどのうちわに変わっている. 両手で持って, やっぱり全力で扇いでいるのである.

今度は風がビュウビュウ来るから寒い. で, リポーター曰く

ごらんのとおり, 枕元でうちわを扇いでも, 寝室を飛んでいる虫たちは全然退治できないのです.

かくして, ハリセンの音が煩くて眠れないか, 種々雑多な虫たちに悩まされて眠れないかの選択を迫られているのであった.


みならいの悪夢・2002年5月13日

八百屋でイチゴを値切っていました。

……なんとケチ臭い夢やねん.


「もう夜遅いし, ひと箱買うからまけてーなー」と言ってるのに, なかなかウンといってくれないケチな店員のおばさんと水掛け論.

しかし, 時は刻々と過ぎ, 終電の時間が迫る. え?

環状線の駅の中で,終電まで営業している八百屋の怪。

んでもって, 結局イチゴひと箱を持って終電に駆け込み乗車をする羽目になったわけですが, もちろん店員の言い値で買ってしまったわけで, ものすごく後味の悪い目覚めとなってのでございました. ちゃんちゃん.


みならいの悪夢・2002年5月30日

出演者はみならい(高3). 今日は卒業アルバムの集合写真の撮影の日です.

全力で逃げ回っていました。

なんでやねん, とツッコミたくなりますが, そもそもクラス全員が追っかけてきているのが恐ろしい.


夢の中とはいえ, 全力失踪(って誤変換はちょっと気に入った)したら疲れる. というか, ゆっくり寝ていられないのは当然で, ハッと目が覚めて, なんだまだこんな時間かとまた寝たら全力疾走するのである.

とはいえ, クラス42名(私の高校は43名学級であった)の追跡を振りきれるはずもなく, やがて全力疾走の終焉がやってくる. そして, とっつかまえられたみならいに当然浴びせられる, 「なぜ逃げてるの?」の声.

そして私は堂々と答える.

絶対これが最後の機会になるから,
右上に小さく合成写真で写りたかった。

……確かに, そんな機会はその後現在まで一度もないけど, 深層心理でそんなことを欲してたんかい>自分


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