2004夏 萩・津和野・関門紀行
〜その4:「しゅうほうどう」の真実〜

8/17(火)の行程:萩〜仙崎〜秋芳洞〜新山口〜大阪


萩の天気は晴。何とか今日も天気は持ちそうな雰囲気。朝食時体操団体男子金メダルを確認し、チェックアウト後東萩駅前から青海島行きのバスに乗車する。

「仙崎駅前」バス停で下車したのは我々と男女3人組の計5人。全員JR仙崎駅に行ったのだが、3人組は時刻表を見て愕然としていた(何しろ次の電車まで2時間半もある)。我々?…化粧室。

駅前から伸びている「みすゞ通り」を歩いてまずは仙崎郵便局へ。そして、青海大橋を徒歩で渡って青海島に上陸する。青海大橋のたもとから見る景色はとてもよかったのだが、観光遊覧船が通るたびに、波で青海大橋真下の道路が冠水していたのはどうかと(苦笑)。

青海島内の観光は時間の都合でパスし、再び橋を渡ってショップ青海島へ。母からは「保存料の入ってない蒲鉾があったら買ってきて」と頼まれていたのだが、残念ながらそんな蒲鉾はなかった。コストパフォーマンスの良かった夏柑チョコクッキー(42枚入り、1050円)を会社用に購入して撤収。

再びみすゞ通りへ。藤辰商店で揚げたての練り物が売られていたので食べる。海老入りさつま揚げ魚肉コロッケを注文したのだが、おばちゃんがサービスでピリ辛ごぼうも少しつけてくれた。全部アツアツでかつ素材の味がしっかりしててとてもおいしかった。

仙崎駅前のベンチにて今日の昼食。メニューは

全てみすゞ通りにあるスーパーで調達し、合計 1,183 円(税込)。4日間で一番安上がりの昼食である。しかし、お刺身は漁港のそばということもあり鮮度がよくておいしかった。

上から4つ目まで食べたところで電車が来たので昼食を一度終了。12:33仙崎発の厚狭行きに乗りこむ。お客さんの人数はそこそこ。12:37に長門市に到着し我々は下車。これによって、

みならい、中国地方のJR完全制覇!

今までの旅行では「長門市〜仙崎」はどうやってもつっこめなかったそうな。ちなみに、JR西日本全体では近畿と北陸で未乗車路線がいくつかあるとのこと。

すいかを長門市駅のベンチで食べた後、バスで秋芳洞へ向かう。まっくいんは中学校の修学旅行以来2回目(といっても当時のことはほとんど記憶にない)、みならいは初めてである。


到着後、まずは売店で飲み物を調達する。宇部市小野区の茶葉を使ったという「小野茶」を買ったのだが、コンビニで売ってるお茶より数段うまかった。旅行に行って、もしご当地茶のペットボトルを見たら迷わず飲んでみるべきだと思う。

さて、秋芳洞に向かって歩いていくと、道路標識にはAKIYOSHIDOの文字。私はこの日までずっと「しゅうほうどう」だと思っていたのだが間違いだったらしい…。

※「しゅうほうどう」か「あきよしどう」かという話は Google で検索すると解説サイトがたくさん出てくるのでそちらを参照のこと。

そして、秋芳洞入口へ到着した我々が目にしたものは、

入場料:1,200円

…高い。修学旅行のときは入場料なんか全く気にしなかったので、現実を知ってショックを受けたね。しかしここまで来たので、おとなしく1,200円払って入場する。


秋芳洞の中は涼しかった。また、長い年月をかけて作り出された様々な地形はすごいと思った。でも、

という光景も同時に見たので、結果秋芳洞にはマイナスイメージを持ってしまった…。

とりあえず写真を2枚。

黄金柱
黄金柱(こがねばしら)。すぐ横に黄色の照明が…。

鍾乳石と石筍
鍾乳石と石筍がまさにくっつかんとす。


エレベーターで地上に上がると秋吉台。やや雨がぱらついている。全体を見渡そうと展望台へ。

秋吉台
秋吉台の一部(クリックするとオリジナル画像に飛びます)

この後散策してもよかったのだが、いつ雨が降り出すかわからなかったので断念。機会があれば再度訪れたいと思う。

やや勾配のきつい坂道をひたすら下り秋芳洞バスセンターへ。いや、秋芳洞を戻るって手はあってんけど再入場には100円必要やから。停車していたバスに乗りこみ新山口駅へ向かう。

坂道に咲いていた花
坂道に咲いていた花


あとは帰阪するだけ。とはいえ、我々が指定をとったのぞみは 19:00 発なのに対し、現在時刻は 17:30。というわけで、ちょうどやってきたこだまの自由席に乗車する。

この車両はもと「ウエストひかり」の0系なので、ひかりレールスター同様4列シートとなっていてゆったり座れる。また、こだまなので乗客はそれほど多くなく、静かで快適な帰路のスタートである。

…が、次の徳山駅到着直前に♪ああーーにほんのーどこかにーのメロディだけ流れ、中途半端さに少し萎える。駅停車のメロディはイントロの2小節がふさわしいのではないかと個人的に思うのだが。

のぞみとレールスター待ちで広島駅に停車してる間に晩御飯用の駅弁を購入。ひとつは「瀬戸内海なら穴子だろ」というわけで夫婦あなごめし。もうひとつは「いろんな食材をバランスよく食べましょう」というわけで瀬戸○○という名の幕の内弁当(名前忘れた)。どちらもおいしかったけど、特にあなごめしに入ってたあなごの骨がよかったね。

広島県東広島市の存在を初めて知ってから1時間後、いよいよ岡山駅にて当初乗車予定ののぞみに追いつかれるときがやってきた(苦笑)。というわけで乗換。のぞみ号は500系で座席は5列。こだま号よりスピードを出すので横揺れが激しく、その上赤ん坊が泣いたり犬が鳴いたりする状況。すなわち

こだま号の方が乗り心地はよい!

…とにかく21時前に新大阪に到着し、あとはJRを乗り継いで帰宅。これにて萩・津和野・関門紀行は終了。短期間の割に結構いろんな場所を観光できたので非常に中身は濃かったかな。


後日談


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written by Mcquen(mcquen@nnn.ac)