[前編 〜がらがらの時速 300km〜 へ|紀行文倉庫(その1)へ]
さて、遠征メインイベントの10R小倉サマージャンプである。一番見たかったのは実は
なんよね。いや、どーやって持ってくるんかなぁ、って。障害レースのときラチ沿いの冊は人が二人がかりで運んでいるので、障害もいくつかの部品にわかれてて人が持ってくるのかなぁ、と考えてた。
で、可動式障害がやってきたの図(476x279, 23654 bytes)。…人が手で持ってくるわけなかろうに。「障害を跳ぶ瞬間をデジカメで撮れたらいいな」と障害の近くにデジカメ持って立つ。ちなみに馬券の方は狙いを絞り切れなかったので見送り。レースは、最後の直線で先頭のレガシーロックが跳ぶ瞬間はカメラのファインダーでしっかり見た。ごっつい迫力。むろん、それ見てシャッター切ったときには馬はいないのである。デジカメで、至近距離で疾走する馬を撮るのはやはり無理な話。
でで、可動式障害帰るの図(384x231, 19309 bytes)、を撮って、メインレースの検討。函館記念だけはアドマイヤコジーン、エアギャングスター、ブリリアントロードの馬連ボックスにしようと思っててんけど、マークカード塗ってたらファンファーレが鳴ってしまった。発走時刻把握してないし(苦笑)。まぁ、ターフビジョンでレース見て、「あのダイナースの勝負服って何?」って思ってたんで(クラフトマンシップのこと)…買わなくてよかった。気をとり直して、バーデンバーデンカップはジョーディシラオキとゲイリーイグリットを購入したのだが、ジョーディシラオキ直線失速でがっくしする。
KBC杯はトシザミカとロバノパンヤで購入。レースは4コーナー回ったところで、トシザミカの勝利は確信。ロバノパンヤは手応えよさそうだったので、早くも「よっしゃそのまま」と叫ぶ。直線向いたところで、ロバノパンヤにチェリーラスターがせまってきて、「3(チェリーラスター)来るなぁ」と言ってたら、後ろのおっちゃんが
おっちゃんの連れの娘さん(?)が
…ちょっと笑ったよあたし。で、ロバノパンヤはゴール前でチェリーラスターにクビ差で敗れ、私の馬券もまた紙クズになったのである。
で、こうなると1回ぐらい当てよう、と最終レースも買った。ナガラフラッシュの子供マルブツキセキと福島でこのレースと同距離の 1000m で勝ってるマルサンミッキーを。3コーナーでマルブツキセキしんがり。「あ、裏パーフェクト確定やな」って思った。ちなみにマルサンミッキーは3着だったけど。…ゴール後すぐにモノレールの駅に向かった。
モノレールのホームから見た小倉競馬場の馬場(640x480, 34377 bytes)。夕日が当たって綺麗だったのだけど、あまりその感じが出ていないかも。喉が乾いたので牛乳を買って車内で飲んでるうちに小倉駅到着。
私の乗る新幹線は 17:57 発のひかり 378 号 Rail Star なんで「まだ1時間もあるなぁ」と思い、お土産をいろいろ買うことにした。父には明太子、母と弟には洋菓子(名前忘れた)、会社には「にわかせんぺい」を。最初ふぐパイ買おうかなぁとも思ってんけど(たぶん、うなぎパイと一緒だね)、「ふぐは山口じゃないとダメ」と思いやめた。コンコースで晩御飯として「特製かしわめし」を買い(ほんまに鶏づくしやなぁ)、ホームでポカリスエットを買ってひかりを待つ。
17:55 ごろひかり Rail Star が来て、乗車口の所で待ってたらおっちゃんが前に割り込んだ。それだけなら「しゃーないなぁ」と思って終わっててんけど、降りてくる客に向かって「はよ降りんかい」と言った。そこでむかついて思わず、
「何割りこんでんねん。それに降りるお客さん待つんがマナーってもんやろ」
と言ってしまった。おっちゃんはうちに文句言いつつ先に乗りこんでんけど、指定席方向に歩いてから、「あ、ちゃうわ」と言って自由席方向へ。私は指定を取ってたので自分の席(4号車7番B)に座る。
ひかり Rail Star の4号車はサイレンスカーで、文字通り車内放送オフの静かな車両のはずなんやけど(詳細はひかり Rail Star のページ見てね)、斜め前のおっちゃんとおばちゃんが向かいあってむっちゃしゃべってたんで意味なし。ま、いいやとボーっとしてた。指定席は左2列、右2列(サルーンシート、という名前)なんでゆったりしてるし、ドリンクホルダーついてるし、うーん快適!
次の停車駅は小郡。中学校の修学旅行で秋芳洞に行くのに降りた駅として覚えてる。ここでお客さんがいっぱい乗ってきた。さっきの斜め前のおっちゃんとおばちゃん、どうやら指定席券を持ってないのに座ってたみたいで、自由席の方へ去っていった。でも、家族連れとか乗ってきてるし、やっぱりサイレンスカーは騒がしいんだろうなぁ、と思っていると、目の前に城みちると武豊を足して2でわった感じのお兄さんが立っていて、
「…え?私もそうなんですけど」
「え、じゃあ二重販売したのかな、そんなこともあるんやねぇ」
そんなわけはない。どっちかの指定席券がおかしいのだ。お兄さんと確認する。
「4号車7B」
「4号車7B」
「さんびゃくななじゅうはちごう」
「さんびゃくななじゅうろく…?あれ?うそーっ!」
「うそーっ!」と叫んだのは私(爆)。自分の指定席券には確かに「ひかり 376 号 S(S は Silence Car のこと)」と書いてある。「博多(16:39)」とも(指定は博多〜新大阪で取ったから)書いてある。376 号はちょうど1時間前の列車である。むっちゃうろたえつつ、お兄さんに「本当にすみませんでした」とお詫びして席を立つ。とはいえ、1〜3号車の自由席は満席なのはわかっていたので、3号車のデッキに行く。
「何でこうなんのぉ?」と頭の中で繰り返し自問自答。今回の指定はみならいに取ってきてもらってんけど、引き取るときに列車の確認はしてるはずやし。つーか、指定券自体は何度も見てるはずなのに、なぜ 376 号であることに気づいていないのか自分、とパニック状態。
その一方で、手元に小倉で購入した「特製かしわめし」があったんで、「弁当は立ち食いできへんしなぁ、それに 21:00 までに食べなあかんし(理由は7/23 つれづれ参照)、岡山でこだまに乗り換えたら帰りは遅くなるけど、座って弁当食べられるなぁ」と冷静に考えてもいたけど。
広島で自由席からいっぱいお客さんが降りたので、どーにか座ることはできた。しかし、先ほどのサルーンシートに比べると、こちらは3列と2列でやっぱりせまいし、いかにも普通の椅子って感じでがっかり。座れたことに感謝しなあかんけど…でもなぁ指定席と差がありすぎ。「とりあえず、さっき文句言ったおっちゃんにはあんまし顔合わせたくないなぁ」と思ったら横通ったのでちょっと恥ずかしかったりする。気づいてへんかったけど。
さっきはサイレンスカーだったからわからなかったけど、こっちは車内放送が入るわけです。当たり前やけど。で、車内表示も車内放送も
「この電車はひかり 378 号 Rail Star 新大阪行です。」
"This is the HIKARI Rail Star superexpress bound for Shin-Osaka."
ときちんと Rail Star が入ってた。しかも車内表示の Rail Star は、車両に書かれているロゴと同じやったし。やっぱりひかりとは別物なんやね。実際 300 系のひかりよりかなり速いし(最高時速 285 km)。それでひかり料金なのはやはりおいしいぞ。これで電車間違えへんかったら…。
で、座れたので速攻駅弁を食べる。ちょっと味付けは濃かったけど、「特製かしわめし」とてもおいしかった。ボリュームも結構あったのでお腹はいっぱいに。その後?福山出たぐらいにゴミ捨てに行って…寝てた。心身ともに疲れがどっと来てたので…でも、駅に停車するたび目は覚めてたけど。
♪み みふぁそ ど ら そふぁそ ど ふぁ みれみ ど らどしれど…まもなく終点新大阪です。
というわけで 20:27 に新大阪に到着。私、ひかり&こだまの始発駅と終着駅のメロディー結構好きなのよね。ってのはさておき、電車間違えたショックは相変わらずひきずりつつ 21:30 ごろ帰宅。
夜、みならいに「指定券が」とメールを書いたら「満席やったから 378 号じゃなくて 376 号にしたって言ったよね?」と。
というわけで、そのうちもっぺん Rail Star 指定席に乗ることを強く誓ったのであった。おしまい。