まっくいんの「日帰り小倉遠征」前編
〜がらがらの時速 300 km〜

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数週間前にふと「そうだ、小倉行こう」とか思ったんで、2000 年 7 月 23 日日曜日、日帰り小倉遠征を敢行しました。今回の目的といたしましては、

「おいおい馬は最後かよ」というツッコミは例によって認めません。


乗るべき「のぞみ 5 号」は 10:28 新大阪発、というわけで自宅を出たのは 9:20。普段神戸や京都に出かけるときと何ら変わらん時間。余裕でチャリ漕ぎながら

「あ、眼鏡忘れた、ボールペン忘れた、ま、いいかぁ」

…いきなりこんなんで先が思いやられる。と今思ったでしょ?

今回は「のぞみ号カルテットきっぷ」「ひかり号カルテットきっぷ」という、乗車区間が大阪市内〜福岡市内の割引きっぷを使うので、別途大阪市内までの切符が必要である。我が最寄り鴻池新田駅から大阪市内の駅放出までは160 円なのだが、私はうっかり 170 円のボタンを押してしまう。「10 円間違えたって払い戻してもらうのもなぁ」とそのまま改札に入る。

おいおい、そんでえーんか、ってちょっと思った?

たまたま、ホームに入ってきたのは夏期限定臨時列車の「神戸シーサイドレジャー号」(461x379, 33038 bytes)。とはいえ、普通電車と何ら変わりません。京橋で降りて、大阪環状線→東海道線というお約束の経路で新大阪到着。

新幹線ホームに上がる。足元のマジック書き(439x305, 37467 bytes)が何か笑えたので記念撮影。10:26 ごろのぞみ号到着。「わーい 500 系だぁ。」と乗車したら、座席に客はまばら。まぁ、特急料金高いしねぇ。

さて、 500 系のぞみについては「JR西日本の 500 系のぞみ紹介ページ」を見ていただくとして、最大の売り(?)である最高時速 300km にはとりあえず、 3回は到達したと思われます(姫路通過後、岡山出発後、広島出発後)。本当は3回以上 300km/h には到達してると思うけど途中から寝ちゃったし。300km/h 出ると車内表示で「ただいま、時速 300km です」とか出るんですけど、「あ、そーなん」って感じで何の感慨もなし。ただし、300km/h 出てるときに Japanese style の化粧室には行かない方がいいです。まじで転びそうになり怖いです。
#700系のぞみに乗ったときも「トイレやめとこ」って思ったんだよなぁ…

で、最初は車窓の風景を眺めててんけど、途中から気分が悪くなり寝てた。というのも、乗ったことある方はご存知かと思いますが、山陽新幹線は

やたらトンネルが多い

ということは、高速走行の新幹線から景色を眺めてると

白(トンネル外)と黒(トンネル内)の点滅状態になる

わけで(いや、まじでそーゆー気がした)。山陽新幹線で500系のぞみに乗ったら 、300km/h の車内表示を確認次第寝てしまうのが得策かと存じます。
※ 300km 出てること確認せずに寝るのは無論問題なし。

…で、寝ちまった私がふと気がつくと、のぞみは小倉駅に停車する直前。「やばっ」と慌てて降りた。ホームを歩いていたらいきなり左手を握られて、「はい?」と振り向くと、

男の子が私の方を向いて「ニコッ」と微笑んでいる。

「…おいおい、この子の保護者誰やねん?」とおろおろしてると、保護者らしき方がいて、男の子も保護者の方へ行ったのでホッ。小倉着くなりいきなり迷子保護ってのはちょっとなぁ。

時間は12:30。小倉競馬場にファーストフードプラザはあるだろうな、と思ったけれど、駅構内のパン屋で昼食を調達することにする。買ったパンは「チキンサンド」と「テリヤキチキンパイ」…おいおい鶏ばっかだよ。

ま、飲み物として野菜生活(野菜ジュース)も買ったからいいことにしとく。

「小倉〜競馬場前」の往復乗車券を購入し、北九州モノレールでいざ小倉競馬場へ。天候は曇。うん、悪くないぞ、炎天下で観戦に比べれば。モノレールが競馬場前駅に近づくにつれ綺麗な建物が。さすが新装2年目。駅の改札を出ると、目の前に入場券売場がありちょっと驚く。入場料 100 円にもちょっと驚く(値段を知っときましょう)。入場門前の売店でサインペンを購入し入場。ちょうど6レース発走の時間だったけど、レースは見ずに父親に頼まれた馬券を買う。

さ、これでおつかいも済んだし、ということでレーシングプログラム(以下、レープロと表記)をざっと見て日本庭園に行き、池のほとりでさっきのパンを食べる。ま、庭園はこんな感じ(640x480, 69612 bytes)だったのだけど、噴水が存在する時点で日本庭園でないと私は思うぞ。それから小倉に来たという証拠写真(340x287, 28906 bytes)を撮って、泉の広場へ。泉の広場と言えば、関西の方はたぶん萩家整形を思い出すと思うが、萩家整形の院長はうちとみならいの高校の先輩である(本文とは関係ありません)。小倉競馬場の泉の広場は子供のプールと化していた。

この日は小倉サマージャンプということで「内馬場で見られたらいいな」と思っていたのだけど、小倉って内馬場には入れないのね。歩いてたらちょうど7レースの時間になったのでレースを見ることにする。レープロをぱっと見て「ブルックリンハイツやろ」と思ったら勝ってしまったので、「うーん今日は馬券当たるかもしれない」と思う。

後で知ったけど、ブルックリンハイツの単勝は 1.6 倍だった…ある意味「勝って当然」とも言う。

ということで、今日の運だめし、と8レースを買う。馬券を買うとしても「今日は函館記念以外馬連100円ずつ一点買いや」と決めてた。うちと一緒に競馬場行ったことのある読者の皆様はご存じだと思いますが、普段めったに馬券買いません。たまに買ったとしても100円単位。私はちょこっと買って「当たったらいいなぁ」っていうポリシーなんで。

で、8レース。レープロと競馬エイトを見て、イサミオテンバとエスジーボナンザの一点勝負。レースはエスジーボナンザが先行集団につけ、イサミオテンバは…なぜ2コーナーでムチを入れている武英。ここで馬券あきらめた。結果。エスジーボナンザ2着。イサミオテンバ3着。ま、こんなもんか。

9レース、パドックに行ってみる。マヤノトライミーが良さそうに見える。あと、昇級戦のミカズキーボー、プラス 14kg だけどそんな太く見えへんなぁ。よし、この2頭にしよう。レースは、ミカズキーボー3コーナーから進出し、4コーナーで後退し、直線でビリ確定。マヤノトライミーは中団待機で直線は一応伸びてたけど3着。

そうそう、9レースの馬券購入後PRコーナーで扇子(558x337, 37830 bytes)を購入。絵柄かわいいと思わへん?お値段は 1,900 円。写真の背景は私の部屋っす。そーいや、小倉にはターフィーショップという名称は存在してなかったなあ。

200 円減った状況で後編に続く


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