まっくいんの卒業旅行・最終章
〜何でそーなるのっ?〜

←第5章 〜○○と煙は高いとこに登る〜 へ
↑紀行文倉庫(その1)へ


3月15日。0:10横浜到着。前日に船橋で購入した横浜までのきっぷ の有効期限はここでおしまい。しかし、車掌が来ないので不正乗車モードに 突入。いや、後で18きっぷにハンコ押してもらえば問題ないけどね。眠くて しゃーないけど、寝てるところを起こされるのは嫌だったので、頑張って 起きていた。大船の手前で車掌が来るのが見えた。「やっと寝れるぅ」

しかし、この辺から急に「ながら」がちんたらし始める。で、「本日に 限り、この電車大船駅4番ホームに入線します」の放送。隣のホームには 東京駅を「ながら」の3分前に出ていった小田原行きが…。そのころはもう 18きっぷにハンコを押してもらっていて寝る気まんまんだったけど、次の 放送で眠気がぶっ飛んでしまう。

「東海道線、先ほど茅ヶ崎〜平塚間で人身事故発生のため、ただいま運転を 見合わせております」

さらに数分後、

「先ほど茅ヶ崎〜平塚間で人身事故が発生し、ただいま運転を取りやめて おります。負傷者の救出と警察の現場検証により、発車まで30分から 1時間かかる見込みです。」

放送の内容から「車と列車が衝突した」ことと、当分電車が動かないのは 予想がつく。しかたなく、隣のお兄さんと雑談を始める。もちろん全然知らん 人である。その人は昔「ながら」に乗ったときにも、大雨で線路の土砂が流さ れて東海道線が不通となり熱海で「ながら」が打ち切られてしまった、と 言ってはった。その人は大垣の近くに住んではるらしい。で、あたしは しゃべりから関西人ってバレバレ(笑)。向こうのホームから横須賀線の 最終列車が出ていき、ホームの電気が消される。何か悲しい。しかし、眠く なったので寝た。

……気がつくとまだ大船駅である。

「先ほど茅ヶ崎〜平塚間で人身事故が発生し、ただいま運転を取りやめて おります。ただいま警察による現場検証が行われております。もう少し時間が かかる見込みです。」

と言ってたので寝る。

……気がつくとまだ大船駅である(苦笑)。

「先ほど茅ヶ崎〜平塚間で人身事故が発生し、ただいま運転を取りやめて おります。遺体の搬出を行い、警察による現場検証はあと5分程度かかる 見込みです。」

と言ってたので寝る。

……気がつくとまだ大船駅である(もうええって)。で、

「警察の現場検証が終了いたしました。安全確認を行い、3番線の電車が 出ていった後、すぐに発車いたします。」

で2:00になってやっと大船駅発車。1時間36分の遅れ。ホームに停車 してる間はずっとドアが開いてたんで、車内はちょっと寒くなっていた。 この電車は夜行の快速やけど、隣りに停まって小田原行きの人々はちょっと かわいそうだな、と思った。そして、事故の現場を見ようかとも思ったが、 眠気が勝ったのですぐに寝た。

4:00ごろ目が覚める。静岡である。かなり遅れているな、と思って再び 寝る。次に気がつくと豊橋。5:30に豊橋なら定刻の6:05に名古屋に 着くわけがない。元々の計画では豊橋で「ながら」を抜く「臨時大垣夜行」 に名古屋で乗り換えて大垣から快速網干行きに乗るつもりだったが、まだ 「臨時大垣夜行」に抜かれていない。「乗り継ぎどーしよっかな」と思った のは一瞬で、「名古屋着いてから考えよう」ってことにして、また眠って しまった。

気がつくと名古屋の手前。時間は6:40。約40分の遅れである。車内 放送で「臨時快速(大垣夜行)は米原行きと待ち合わせいたします」と言って いたので乗り換えることにする。隣のお兄さんに別れを告げ、名古屋で降り る。で、他人について走るとホームに米原行きが止まっていたのでそれに 乗る。尾張一宮で席が開いたので座り、熟睡。

気がつくと大垣で「臨時大垣夜行」を待っていた。到着し、客がこっちに 乗ってきたところで発車。米原到着。隣のホームには快速が止まってたけど、 座りたかったので見送り、後の新快速に乗る。9:14京都着。当初の予定 より15分ほどの遅れ。結果的には大した遅れにはならんかった。

最初から京都で朝ご飯にするつもりだったので降りる。で、例によって 駅の中には大した店がなく、ポルタ(地下街)のミツヤで食べる。食後、京都駅 に戻ると伊勢丹の前に「武豊展」の文字が。「そーいや、やってたな。見て いこか」と思ったが、よく考えたら明日から。ということで10:00の 新快速に乗る。

11:00ごろ明石到着。この日は朝から雨が降っててんけど、手に ポスターの筒を持って傘をさして歩くのは結構ブルーである。まだ、 お昼ご飯には少し早いので、商店街をぶらぶらすることにする。 この街の商店街にはなぜかヤバい映画館があったりする。普通は商店街の一角 にはないと思うのだが。ま、そんなとこには突撃もせず、「値段が安かったら 何か買おうかな」と、和菓子屋「藤江屋分大」に行くが結局何も買わず。

続いて魚の棚商店街に行く。魚以外に野菜などいろいろな物が売られて いる。ざっと眺めて、行きつけのお店に玉子焼を食べに行く。その店は一人前 15個、510円で売っていて、他の店より(あたしが知る限りでは)安いので ある。本当はもう一人前食べられそうだったんだけど、一人前でやめた。

再び魚の棚商店街へ。ちょうどお昼の漁が終わったところで、魚屋の店頭 には大量のイカナゴが…。主婦のみなさまが自宅でクギ煮を作るべく群がって いる。あたしはイカナゴは無視し、天ぷら屋さんでタコの天ぷらを買う。 1個60円。前に一度食べたときすごくおいしかったので、お土産に購入する のである。最初は5個買おうと思っててんけど、店のおばあちゃんに 「6個300円で売ってるよ」と言われて、6個買う。あと、新鮮な魚介類が あったら買ってもいいな、と思ったんだけど、生きのいいカレイは2匹で 2,000円。ちょっと手が出せない。他のものも安いのかどうかわからず、 結局何も買わなかった。

まだ12時過ぎである。でも、雨降ってるし、眠いし、というわけで そのまま帰ることにした。明石から新快速に乗り、JRを乗り継いで帰宅。 うたた寝しようと思って自分の部屋に入ったが、散らかっていて何もできず、 結局夜に宅急便が届くまで、ぼーっと過ごしてしまったのであった。もう少し どっか行ってもよかった気もしたが…。

というわけでおしまいです。かなり無茶やってきました。 でも、この旅行はほぼ自分の計画通りのことができて充実してましたね。 次にこうやって出かけられるのはいつの日か?


↑紀行文倉庫(その1)へ


mcquen@nnn.ac