まっくいん&みならい の
「うどんを食べるぞ!日帰りの旅」
ちょっと手直しバージョン

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今回の旅は、まっくいんが諸処の事情により盆休みに遊ぶ予定が なく、みならいに計画を立ててもらったんが始まり。で、 うどんを食べるだけなら、それこそスーパーで一袋45円のゆでうどんを 買ってきてお湯でゆがいて冷やしうどん、とかすればいいんだが、この旅は 「うどんを本場讃岐の国で食べること」 が目的である。ひま人とか言わないでね(母には言われたのだが)。

で、讃岐の国、もとい香川県にはいろんな市町村があるけど、 今回は県庁所在地高松市で食べることにした。他の候補としては、 琴平(こんぴらさんで有名)もあったけど。むろん、 青春18きっぷを使っていくのである。

さて、8月17日(火)、天気曇り。予報では雨と言ってたのだが、 いつ降るかわからへんなぁ、という状況。京橋でみならいと待ち合わせ、 7:47大阪発の新快速網干(あぼし)行きに乗る。平日朝ラッシュの時間 やったけど、大阪である程度人が降りてしまうので、混み具合はそこそこ。 姫路で岡山方面の電車に乗り換えるつもりなんだけど、三ノ宮を過ぎたら うちらの乗ってた一両目はほとんど人が降りなくなった。どーやらみんな 姫路で乗り換えるらしい。

姫路に着く直前に「走るぞ」と言われ、ドアが開くなり必死こいて ホームを走った。だって、乗ってきた新快速は12両なのに対し、 次に乗る備中高梁行きは4両。電車の止まってる位置までものすごく 遠い状況で。走ってどーにか座席に座ることはできた。岡山までだべる。 今は高校野球のシーズンなので、途中で岡山理科大学附属高校の応援団を 乗せた団体列車とすれ違う。

10:30ごろ岡山到着、次は瀬戸大橋線マリンライナーに乗り換え。 普通、電車で高松行く時はこのマリンライナーに乗ると1時間ほどで 着くのだが、途中の茶屋町という駅で降りる。ちょっと郵便局に寄ってから、 宇野線宇野行きに乗る。1両だけどワンマンではなかった。

なぜ、宇野線に乗ったか? それは、終点の宇野から高松に行くフェリー (390円)が出ているからである。普通に電車で瀬戸大橋渡ってもおもしろくない ってことで。昔、「宇高連絡船」というのがあってんけど、 瀬戸大橋ができてなくなってしまったので、宇野から高松に行く船ってないと私は 思ってた。

宇野駅到着。フェリーは3つの会社がやってて、それぞれ離れたところに乗り場が あるんだけど、適当に歩いて「四国フェリー」に乗った。結構利用者が多い。 瀬戸大橋は通行料が高いからか、トラックなどの大型車両が多かった。11:50出航。 デッキで景色を見てたら風が強くてぶっ飛びそうになり、 階下の吹抜けになってるところで見る。途中で雨が降ってきて一旦客室に入ってん けど、やんだらまた外に出て海を眺めてた。遠くに瀬戸大橋が見えた。 横から見る機会なんてめったにないよなぁ。

12:50ごろ高松到着。琴電(高松琴平電気鉄道)を見て、 高松三越、高松中央局によってから、商店街でうどん屋を探す。 商店街の中にいろんなメニューの書かれた赤ちょうちんがつってある店があって、 「居酒屋」だと思ったらちょうちん屋だった…

何でも讃岐の国では「ゆがいて、しょうゆぶっかける」でうどんを食べるらしい。 それを体験すべくセルフサービス(自分で具をトッピングして食べる)の店に入ろうか、 とか言いながらうろうろしていたが、高松駅近くのセルフサービスではない うどん屋「一代」さんに入る。二人とも冷やしうどん、但し、あたしは小(270円) でみならいは大(340円)。えらい安いなぁ。味?もちろんコシがすごくあって おいしかった。二人とも無言でずるずると食べてたもんね。おいしいときは 何も言うことないでしょ?

高松は天ぷら(魚のすり身を整形して揚げたものの方)もおいしいらしいんだけど、 今回は見送り。次は坂出までまたマリンライナーに乗る。そうそう、JR四国の 駅員さんは女性が多かった。構内放送も改札も女性なの。珍しいなぁと思った。
# JR西日本で女性の車掌さんは見たことあるけどね。

今度は瀬戸大橋を車で渡るのである。瀬戸大橋の途中にある与島という島まで 路線バスがあり、また与島からJR児島駅まで路線バスがあるので、乗り継げば 740円で渡ることができる。瀬戸大橋線に乗ったことがある人はわかると 思うけど、マリンライナーだと橋脚が邪魔してあんまり瀬戸内海が見えません。 ということで「一度、上を走ってみたい」というみならいの計画。

坂出で来たバスは観光バス仕様だった。お客さんは与島に帰る人がほとんど。 瀬戸大橋の車道を生まれて初めて通った。やはり電車より景色は最高である。 天気はあまり良くなかったけど。与島への降り口はすごいカーブになっていた。 かなり高い所から島に降りようとするにはそうしなしゃーないもんね。

与島にある京阪フィッシャーマンズワーフ(経営してるのは京阪電車)の前が 終点、かつ次のバスへの乗り継ぎ場所。JR児島駅行きに乗り換える。 こちらは普通のバス。このころ私は疲労がピークに達しうとうとしていたのだが、 乗客のおばちゃんが運転手に「私 16:09 の電車に乗りたいんだけど」と言って、 運転手のおっちゃんは「定刻で 16:10 着や、何を言うてるねん」 (関西弁やなかったと思うけど)と答えたのに、児島駅には 16:05 に着いた、 ということは覚えてます。

児島駅前の土産物屋さんでアイスクリームを買って、海を見ながらおやつにする。 時刻表を見ていると、次のマリンライナーは 17:18 に岡山に着くのだが、岡山発の 姫路行きは 17:15 に行ってしまって、次が 17:59。接続悪し。でも、 しゃーないのでそのマリンライナーに乗る。

岡山駅で次の電車が来るまでの間、土産物屋を見て過ごす。岡山と言えば 桃とマスカットときびだんごだが、讃岐うどんや高知のゆずぽん酢なども 置いてあった。あと、JR西日本では「駅長おすすめ駅プラン、 ○○日帰りエクスプレス」という日帰り旅行のプランがいろいろあるねんけど、 大阪と岡山ではやはり内容が違った。しかし、京都観光で「岡山〜新大阪」は 新幹線、「新大阪〜京都」が新快速なのは新大阪からJR東海だからだなぁ、 とはみならいのコメント。

17:59 発の姫路行きに乗る。二人とも眠くて仕方ないので、早めに並んで クロスシートで熟睡。私に関しては30分で目が覚めてぼーっとしてたけど。

姫路で晩ご飯を求めて降りるも、決まらなかったので新快速で三ノ宮まで出る。 「三ノ宮の地下街やったら遅くまで開いてるやろう」と思ってたのに、 実際には閉まってる店が多く、「北海ラーメン」でみならいは「山菜油そば」、 まっくいんは「あっさりラーメン」を注文。「あっさりラーメン」は、 具が豚肉と白菜だけでほんまあっさりしていた。

その後は新快速で大阪まで出て、大阪環状線で京橋へ。京橋で解散して、 それぞれ帰宅したのでした。翌日、私の方はややへろへろだったので、 思ってたよりずっとハードな旅だったみたいです。以上。


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