第二回 けん玉

久々の第二回は、またも子供のころの話でけん玉。 ハイパーヨーヨーなみ(?)にいろいろな技があるんだって。
# もし、文中で間違いなどありましたらご指摘お願いします。


あたしが小学校1年のときに、学校の近くに児童センターなるものができた。 (今もあります)地域によっては児童館と呼ばれているところもあるかもしれない。 で、そこでは屋内でも屋外でもいろいろな遊びができて、 あたし自身もいろんなことをやってみた気がする。

表題のけん玉には小学校高学年のころにはまった。これまた弟の影響である。 他人がやってるのを見ると基本的にやりたくなるって性格は、 今もそんなに変わっていないと思う。児童センターで200円で買って、 確かわざわざ学校に持っていって練習もしてたと思う。

けん玉というのは、ご存知のように「大皿」「小皿」「中皿」「けん先」から 成る本体(?)に糸のついた大きい玉がついているわけで。で、皿の上に玉を載せたり、 あるいは玉の上に本体を乗せたりすることの組み合わせで様々な技になっていた。

技の例(ごく一部)

何でこれで「日本一周」やねん、とか突っ込んではいけない。 これらの技はちゃんと「日本けん玉協会」が認定している技なのである。 ちゃんと級や段の認定もあるのだ。試験は児童センターの方でしてくれて、 あたしは2級まで行った。級は10級からで、これは大皿に10回中1回 乗せればOK。そこから、どんどん難しくなっていくのである。

あたし自身は何回も1級受けたんだけどねぇ。とうとう1回も通らなかった。 1級でやらなあかんのは、「日本一周」が10回中3回、「世界一周」が 10回中2回、「灯台」が10回中1回。あと、「もしかめ」が50回。 「世界一周」というのは「日本一周」と似ていて、小皿→大皿→中皿→けん先 の順に玉を移動させていく。「もしかめ」っていうのは大皿と中皿と交互に 玉を乗せるんだけど、そのリズムが「♪もしもしかめよぉ〜」に合うんで、 そういう名前がついている。

あたしがうまく行かなかったのは「灯台」。玉の上にバランスよく本体を 乗せるのはすごく難しい。しかも、乗せてから3秒は落としてはいけない。 一回もできなかった。まぁ、「できなかったのは中皿の淵が欠けてたから」 という言い訳もあるんだが(苦笑)。

あたしが通ってたころは最高で6段の人がいたかなぁ。 それぐらいになるとすごく難しい技ばかりだったと思う。 「うぐいすの谷渡り」とか、「一回転灯台」とか。
# どんな技かはご想像におまかせします。

当時、母親に言われたのは「けん玉って集中力がつくねぇ」ってこと。 確かに一つ一つの技をちゃんとやるにはものすごい集中力がいると思う。 ま、けん玉に限らず何でもそうだろうけど。

ちなみに当時のけん玉(日本けん玉協会公認)は今も持っている。 今でもいくつかの技はできると思う。また、押入から出してやってみる かもしれない。今回はここまで。


番外編:当時も思ったことですが、「世界一周」よりも「アジア一周」や 「ヨーロッパ一周」の方が難しいのです。
# もちろん、けん玉の話。

というのも、

というように決まっていたからでして。ね、難しいでしょ?

ちなみに「宇宙一周」というのもあり、これは
「皿胴→けん先→小皿→けん先→大皿→けん先→中皿→けん先」
です。皿胴ってのは大皿と小皿の間のへこんでるところね。


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