第一回 ビックリマンシール

記念すべき第一回は小学生のころはまっていた「ビックリマンシール」 のお話。当てにならん記憶を基に書いておりますので、間違いなどありましたら ご連絡下さいませ。


あたしが小学校高学年のころ、「ビックリマンチョコ」なるものがはやった。 お値段は30円で、中身はピーナッツ入りのチョコをウエハースに狭んだもので あった。それにシールが一枚入っていた。

そもそも、何で集め始めたのか本人も覚えていない。たぶん、弟の影響だと思う。 ちょうど「神帝」と「ヘッドロココ」のころに集め始めたんだと思う。

わからない人にビックリマンの世界を説明すると、 当初は確か天使とお守りが住む「天聖界」と悪魔が住む「天魔界」というのがあって、 両方が争っていて共に「次界」をめざすという話だった気がする。 「次界」をめざすにあたって、天使側のリーダーが「聖フェニックス (後のヘッドロココ)」で、悪魔側のリーダーが「サタンマリア」でよかったかな?

あたしが集め始めたころはちょうどブームがピークになったころだった。 異常だったのは、予約しないとチョコが購入できなかったこと。道端にシールを抜いた残りのチョコが捨てられているのを見ると、 「もったいないなぁ」と思ったものである。「ガチャガチャ」 (10円入れてレバーを回すと商品の入ったカプセルが出てくるやつ) では「ロッテ」ではなく「ロッチ」と書かれた 偽物が売られていたと思う。印刷がすごく薄いの。

チョコの発売当初は「マジャリンコシール」という、さっき説明した世界と 全然関係ないシールが入っていた気がする。いつからか、 以下のようなシールになっていた。 シールの種類は4種類あって、上に挙げた「天使」「お守り」「悪魔」 の3つと、あと「ヘッド」というのがあった。何がちゃうかというと、

「ヘッド」はさっきちらっと出てきた、「ヘッドロココ」や「サタンマリア」 のようなリーダー級のやつで、光の当て具合によって色が変わるなど、 ちょっと凝った作りだった。(呼び方があったのに忘れてしまった…)

シールの生産は当然悪魔の方がやりやすかっただろうから、30個入りの箱では 悪魔が8割、それ以外が2割だったと思う。実際、我が家では何度か父親が 30個入りの箱をもらってきたのだが、ほぼその割合であった。

ビックリマンの世界では、出てきたキャラがどんどんパワーアップしていくので、 一番最初のやつとパワーアップ版と両方げっとするのもはやっていたと思う。 例えば、
「ヤマト王子(天使)」→「ヤマト神帝(天使)」→「ヤマト爆神(天使・ヘッド)」 →「ヤマト爆神(武装版)(天使・ヘッド)」→「聖Vヤマト(天使・ヘッド)」
てな具合である。持ってなかったら友達と交換したりしていたと思う。

ブームがピークのころは、小学館の雑誌でことごとく漫画化され、 またテレビアニメとしても放映されていた。漫画もアニメも微妙にシールの世界と 違っていてあたしは気に入らなかったが。また、「ビックリマンシール」 のデザインをしていた、ロッテの社員の丹後さん(だったと思う)が「丹後博士」 としていろんなところで取り挙げられていた。 あれだけの種類のシールをデザインし続けたのは本当にすごいと思うけど。

そして、そのころあたしは何に関してもビックリマンシールのキャラを 描いていた。確か、小学校の図工でジクソーパズルを作ったときには 「ヘッドロココ」を描いたから。家にあった何かのうちわの絵をひっぺがして、 ビックリマンのキャラを描いたうちわを作った記憶もあるなぁ…。 うーん。むかしから独創性のない子だった(苦笑)。

しかし、ブームに乗ってしまったものの、確か「ヘッドロココ」 の最終パワーアップ版「ラファエロココ」と、「サタンマリア」 の最終パワーアップ版「シヴァマリア」が一緒に次界を治めたころぐらいから あきてきたと思う。そして、 「ピア・マルコ(ロココさんとマリアさんのご子息)」が「サンマルコ」になって… のころにはもうチョコは買っていなかった。あきっぽいのと、 シールの種類が多すぎて手に負えなくなったんだと思う。

その後、確か「スーパービックリマンチョコ」に発展して、 しばらく続いていたはずだが、いつしかなくなっていた。 今でもお菓子のおまけを集めるというのはあるだろうけど、 「ビックリマンシール」ほどのブームにはならんやろねぇ。


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